パラブラ映画部

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作品No.108F

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酔いがさめたら、うちに帰ろう。

1時間58分/2010

やっとみつけた、どん底での希望。それは“心の居場所(うち)”に帰ること。
アルコール依存症をのり越えた戦場カメラマン鴨志田穣と別れた妻・西原理恵子。家族の絆が紡ぎだす“大きな愛の物語”

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内容紹介

解説

「来週は素面(しらふ)で家族と会うのです。きっとです。」
……と言いながら、ウォッカを飲み気絶した戦場カメラマンの塚原安行。足早に駆けつけ「大丈夫。まだ死なないよ」と、 彼の頬をさする人気漫画家の園田由紀。ふたりは結婚し、子供にも恵まれたが、安行のアルコール依存症が原因で離婚していた。10回の吐血、入院、暴力…… 断酒できず、自身も家族も疲れ果て、安行は嫌々ながらもアルコール病棟に入院する。しかし、そこでの風変わりな入院患者たちとの生活や、個性的な医者との 会話は不思議と安堵感を与えてくれたのだった。すべてを受け入れる妻の覚悟と、家族の深い愛情に支えられ、体力も心も次第に回復してゆくが、安行の体はもうひとつの大きな病気をかかえていた……。自分の弱さと向き合うことで、やっと見つけた、どん底での希望。それは、信頼の絆で結ばれた家族のもとに、“心の居場所(うち)”に帰ることだった。家族が一緒に生きる意味を、私たちに教えてくれる感動作がここに完成しました。

物語

「来週は素面で家族と会うのです」と言いながらウォッカを飲み、血を吐いて気絶した戦場カメラマンの塚原安行。母・弘子は慌てつつも、慣れた様子で救急車を呼び、救急隊員に掛かり付けの病院を伝えている。その場に駆け込んできた、売れっ子漫画家の園田由紀が、「大丈夫、まだ死なないよ」と安行の頬をさすった。ふたりは結婚し、子供にも恵まれたが、安行のアルコール依存症が原因で離婚し、今は別々に暮らしている。安行は病院に運ばれ、そのまま3ヶ月の入院になった。それは10回目の吐血だった。
知り合いの医師を訪れ、アルコール依存症について尋ねる由紀。医者は身を乗り出し「ほかの病気と決定的に違う一番の特徴……それは、ほかの病気と違い、世の中の誰もほんとうには同情してくれないことです。場合によっては医者さえも」と言った。その言葉は由紀の胸に深く突き刺ささる。
退院後、抗酒剤を服用し禁酒している安行は、穏やかな日々を過ごしていた。そんな時に、一人でふらっと入った寿司屋で出された奈良漬け。「酒じゃないから大丈夫か」とパクリ……。数分後、安行はコンビニの酒棚に直行していた。気がつくと、酔っ払って転倒し頭から血が流れていた。「ああ……奈良漬け……」意識がかすんでいく。
後日、タクシーに乗りある場所に到着した安行と弘子。驚いている安行をその場に残し、「ここは精神病院。あなたは入院するんです」と言って弘子は足早に中へと入ってゆく。嫌々ながら入院したアルコール病棟だったが、ここでの風変わりだけど憎めない入院患者たちとの生活や、個性的な医者との会話は不思議な安堵感を与えてくれた。
体力も心も回復に向かっているかに見えた安行だったが、その体にはもうひとつの大きな病気をかかえていた……。


商品情報

■第23回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門オープニング/第20回 日本映画批評家大賞 監督賞
■DVD特典:メイキング「酔いがさめたら、現場に帰ろう。」、浅野忠信×永作博美 スペシャルインタビュー、予告編

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