パラブラ映画部

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作品No.124D

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もうろうをいきる

1時間31分/2017

「ぼくの指に きみの指が触れたとき そこに言葉が生まれた」
『わたしの自由について~SEALDs 2015~』が大きな話題となった西原孝至監督が、目も見えず耳も聞こえない”盲ろう者”の人たちの暮らしの日々を通して、 人と人とのつながり、コミュニケーションを問う。

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「もうろうをいきる」 ライブラリー版:22,000円(消費税込)
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内容紹介

イントロダクション

「ぼくの指に きみの指がふれたとき そこに言葉が生まれた」
目が見えなくて耳が聞こえない人のことを、盲ろう者といいます。
盲ろうの人たちは、指で触れあうことで世界とつながっています。地域で支えあいながら暮らしている盲ろうの人たちを、全国各地に訪ねました。
この作品は盲ろう者の人たちをめぐる映画ですが、同時に人びとは誰も皆いろいろな可能性を持ってつながっていて、そのつながりの中から常に希望の糸を紡いで暮らしていることを伝えたいと思いました。人は独りではない=その瞬間をつかまえるような撮影を目指して、盲ろう者と周囲の人たちとの関係性をまじろがずカメラで見つめました。『もうろうをいきる』は、そのような眼差しを持った映画です。
私たちが生きていくことの原点が、盲ろうという“障害”の中につまっていることを、この映画から発見してほしいと願っています。

監督の言葉

光と音のない世界。目が見えて、耳も聞こえる「健常」の私は、盲ろうのみなさんの世界を想像することから、この映画の撮影をはじめた。
他の身体障害に比べ、生活サポートや教育の面で課題が多いといわれる「盲ろう」という重複障害。全国各地に暮らす盲ろう者の日常や思いを撮影することを通して、人がどう生きていくか、という答えのない問いを考え続けた。
慌ただしく過ぎ去っていく時間。全てにおいて効率化が優先され、物事が進む現代社会。2016年7月26日未明、相模原市の津久井やまゆり園で起きた殺傷事件。容疑者の男性は「重度の障害者は生きていても仕方がない」と語ったという。
生きる喜びや悲しみ、人生の豊かさという命題を、私たちがいま一度考えるべき時がきていると、強く感じている。願わくば、この映画を通して、新しい世界を共に発見することができたならば、これほど嬉しい事はない。


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