パラブラ映画部

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作品No.119F

ミンヨン 倍音の法則

2時間20分/2014

千の夢が、響きあうーーーー
モーツァルトの旋律にみちびかれソウルから日本へ、ミンヨンが歩む旅。
国を超え、時を超え、人の望みがこだまする。孤高の映像作家、佐々木昭一郎が創る映像の交響詩。

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内容紹介

伝説の映像作家・佐々木昭一郎による初の劇場映画作品

テレビドラマ「四季・ユートピア」「川の流れはバイオリンの音」などで知られる映像作家、佐々木昭一郎が手がけた初の劇映画作品。
モーツァルトを愛する3ヶ国語を見事に操るソウルの大学生が、さまざまな人々や音楽に出会う姿を追い掛ける。
韓国に住むミンヨンが声をきっかけにヒロインに抜てきされ、妹ユンヨンと共にスクリーンデビューを果たした。
現在と過去の間を行き来する物語に引き込まれる。

ストーリー

ソウルの学生、主人公のミンヨンは一枚の古い写真に心をとらわれている。亡き祖母の親友、佐々木すえ子の家族写真だ。すえ子への思いが募るミンヨンは、妹ユンヨンの後を追うように日本へ。
そこで巡りあう人々、母に捨てられた少年、何者かに追われるジャーナリスト、風鈴職人、サッカー笛の職人、塩作りの老人、長崎へ旅する神父の姿をした男・・・さらに彼女は時代を超えて、太平洋戦争中のすえ子の人生を生きるようになる。戦時の統制下で、すえ子の一家は人間らしく生きようとしたために様々な苦難を経験したのだった。
ーーーー現代社会の不安のなか、ミンヨンは人々との交流や音楽の歓びをとおしてハーモニーへの夢を育んでゆく。

director’s note:佐々木昭一郎

5歳の時、第二次世界大戦が始まった。母は、手回し式蓄音機とレコードを物置小屋に隠した。戦前、父がPARIS特派員の頃に船で持ち帰ったものである。
第二次世界大戦の勃発とともに、当局は敵国(欧米)の音楽を禁じた。
7歳の夏。ジャーナリストの父が亡くなった。戦況の悪化で当局はフリージャーナリストの一斉弾圧を開始したのだ。
物置小屋で、B29の空爆に怯えた母と私は父が遺したレコードを片っ端から聴いた。
その中に忘れられない一枚があった。喜びと悲しみが、折り重なり星空から降り注ぐ美しい旋律だ!
母が題名を英語で教えてくれた。
MOZART’S『JUPITER』。
追憶が私の内部で鳴り続け、私は、『ミンヨン倍音の法則』を創ったのだ。私は七十歳をまわっていた。


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