パラブラ映画部

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作品No.034D

水俣病 =その30年=

43分/1987

水俣病事件は忘れ去られる時代なのか。事件30年目を迎える水俣、その今を問う映像ドキュメント。

  • DVD(個人)
    消費税込み5,280

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  • DVD(ライブラリー)
    消費税込み38,500

「水俣病-その20年-」「水俣病-その30年-」:2作品同時収録/特典映像「水俣病-その20年-」英語版

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■「水俣病 =その30年=」ライブラリー版:38,500円(消費税込)
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内容紹介

水俣病は終わっていない

水俣病公式確認から30年。加害者=チッソ、被害者=患者は今でも変わらない。裁判のほとんどは患者の勝訴に終わった。しかし国と県は最高裁まで争うことにより解決を何年間も先送りしてきた。その間、時代は移り、チッソの患者さん窓口の中間管理職は当時を知らない人となった。本社は子会社に作らせた製品を売りさばく商社として生きのびている。事件を切り捨てようという動きも相次いでいる。この作品は30年たった今も水俣病が終わってはいないばかりか新たな展開を見せ始めた事件であると、30年の歴史と今日の水俣を伝えることで訴えている。

水俣病の落とす影

水俣は今、分裂と患者差別の街だ。若者は水俣出身というだけでからかわれる。結婚に支障があるからと申請をしない人がいる。一部の県会議員のふりまく「補償金めあてのニセ患者」の発言をうのみに伝える人もいる。しかし、市民の誰にも水俣病は影を落としている。
一方、勝訴が相次いでも患者さんたちは放置されっぱなしだ。のべ1万5000人にのぼる申請者のうち、認定されたのは7分の1。10年も棄却とも認定とも答申がないまま「保留」にされているのだ。「水俣病は水俣病というよりも実は傷害亊件なんです」と患者グループのリーダー・川本輝夫さんは断言する。

破壊を止めよう

水俣湾のヘドロの埋立ての進行が事件の埋立てにつながらないよう訴えに患者たちは世界に旅立つ。世界からもMINAMATAの教訓を学びに人びとが訪れる。アジアの人びとを前に語る患者の浜元二徳さん。「私たちは水俣病のような悲惨事を再びアジアで発生させないために、民衆の我々でどれだけ出来るかわからないけれども、これ以上の地球の破壊を…止めよう!というような方向で進んでいきたい」”


商品情報

■2作品(『水俣病その20年』『水俣病その30年』)でDVD1本
■特典「Message from MINAMATA to the World」

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